Xbenchを使ってみた
2013年 10月 08日
その理由として、Tradosのコンコーダンスにはそのとき使っているTMの分しか出てこないことや、全部は出てこないことがあり、かなり不満がたまっていました。私の場合、TMは得意先ごとに分け、さらにTMの提出を求められる場合は別にする、という方法なのでTMの数が増えすぎるだけでなく、過去の資産を十分に生かせないという問題もありました。
そこで Xbench の登場。詳細は鈴木さんの記事を見ていただくことにして、詳しくは説明しませんが(できないし)これはたしかに便利ですね。これからずっと使い続けることになりそうです。何でいままで使わなかったんだろう(悔しい)。
長所:
1.過去のTMにある自分の訳がすべて簡単に検索できる。
長所はこれだけで十分です(笑)
私のTMはすべて自分が訳した成果物なのですが、過去の訳文を見るだけで楽しいし、感心したりしますね・・。ま、そんなことに時間を使ってはいられませんが・・。
短所と対策:
1.PCを立ち上げるたびにロードするので、かなり時間がかかる。
→ 朝の1回だけなので我慢する。
2.TMからエクスポートしたファイルを使う(私の場合はTrados FL 7)ので、
最新状態を維持するのが面倒 →定期的にエクスポートすればよい。
10/11追記:1日の作業が終わったとき、必ずエクスポートする習慣をつけました。これで常に最新のメモリーを使えるようになります。
3.横長なので画面上かなりの場所をとる(仕方ないですねw)
→必要な時だけ呼び出すことにした。
4.検索に多少の時間がかかる
→ほんの1~2秒なので、我慢できないほどではない。
今度、私も入れてみようと思います。
ところで、ふと思ったのですが、RamディスクにXbenchをインストールしたら、検索スピードは上がりませんでしょうか?
これ、何日か使って気がついたことですが、私の場合、実際に使うのは1日のうち数回程度になり、場合によっては1日中使わないこともあります。しかし、使うときは必要に迫られてのことなので、その成果は絶大です。Tradosのコンコーダンスは必要なものが大抵は出てこないし、別のTMのも出ませんから、過去12年間のTMすべてから検索してくれるXbenchは最強!
検索速度については、たまにしか使わないこともあり、まったく不満には感じません。ただ、これは使い方によりますよね。なお、Xbenchは起動時にメモリーへすべてロードするので、RAM Diskにしても何も変わらないと思います。